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「風」の声 [魂と現実]

普通に家事や何かをしていてフーッと、軽い、でも特別な風を感じたりすることがないだろうか。今の生活が嫌だと言うわけではなく、でも何か別のことをしている自分が「分かる」感じだ。その「何か」は、今の生活を脅かすもののように思い、閉じ込めたりもする。わざと忙しくしたりする。しかし説明が難しいが、そこに至る道が「分かる」。
その「何か」に向かっていく人は、僅かかもしれない。

登山家が、高い山に登って初めてその感覚が分かったというのではなく、「ああ、そうなんだ、この感じ」と、まるで確認のような。公園の遊び場程度の丘の上にいるときに、自分はエベレストに登りたい、登れるみたいな風だ。
26年新潟.JPG
いろいろあっても、昔に比べれば今は格段に生活のハード面は揃っている、その風の声を聴きやすいはずだ。先進国の産業と、それは深く関わっている気がする。合気道は、基本的に力の技ではなく、相手と自分の力を大きく使う。それには、自分と相手の可能性をより大きく捉えられる意識が必要になる。具体的には、その「何か」を今と切り離して別世界として考えるのではなく、今をもっと充実させることでそこへの「道」がはっきりとしてくる。今と別ではなく、今があるからこそ芽生えた風であることが後でわかってくる。自分が主婦であったときに、そんな風の声を聴いていた。
充実には美意識が必要になる。

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